Cognata、CES 2024 で高度駐車アシストの HIL ソリューションをデモ

AMD のブース (#LVCC W319) で、Xylon logiRECORDER HIL ソリューションと AMD Zynq UltraScale+ リファレンス アーキテクチャと組み合わせた Cognata SimCloud が展示されます。

イスラエル、レホヴォト、2024 年 1 月 4 日 – Cognata LTD は、CES 2024 でハードウェアの高度駐車アシスト (APA: Automated Parking Assistance) テクノロジーのコンセプトとアーキテクチャをデモします。Cognata の最先端の高精度 AI シミュレーション プラットフォームである SimCloud は、システムに全方位魚眼カメラ機能を備えています。カメラは 4 つあり、それらをオーバーラップさせて視界を完全にカバーすることで、安全性を高めています。CES では、AMD Zynq Ultrascale+ MPSoC を中心に構築されたリファレンス アーキテクチャを搭載した Xylon logiRECORDER Automotive HIL Video Logger もデモします。

Cognata のリアルタイム マルチセンサー シミュレーション ソリューションにより、先進運転支援システム (ADAS) と自動運転車 (AV) をテスト可能なより洗練されたプラットフォームとなります。リアルタイムの閉ループ シミュレーションを提供し、ADAS や AV テストに不可欠な LIDAR、RADAR、サーマル カメラ (IR) といったさまざまなセンサー入力を正確にエミュレートできます。

AMD の自動駐車アシスト テクノロジーは、センサーとカメラを組み合わせて周囲の環境を検出し、最適な駐車経路を計算します。その後、システムが車両の制御を引き継ぎ、車載グレードの Zynq™ UltraScale+™ MPSoC プラットフォーム経由で駐車を自動的に行います。このプラットフォームは、高性能 Arm® ベースのマルチコア、マルチプロセッシング システムと ASIC クラスのプログラマブル ロジックを組み合わせています。それにより、システムはセンサー データの処理と駐車経路の迅速な計算ができるようになります。

Cognata の SimCloud プラットフォームでデモを行う自動駐車アシスト (APA) HIL ソリューション。

Xylon の HIL ソリューションである logiRECORDER を使用すると、ビデオ カメラや LIDAR など、Cognata のシミュレーションでモデル化された複数の異なる種類の車両センサーからの合成データを、AMD ハードウェア電子制御ユニット (ECU) への物理的な自動車のセンサー入力にリアルタイムで変換できるようになります。同時に、ECU の応答をシミュレーション入力に変換し、シミュレーションされたシナリオを双方向に変更することで HIL ループを閉じます。

Cognata は CES 2024 の限定ブースで、AMD のブースで LVCC W319 の機能をデモし、Cognata のリアルタイム センサー シミュレーション、Xylon の logiRecorder HIL、およびリアルタイム ECU に組み込まれた AMD のリファレンス アーキテクチャを組み合わせた完全な HIL アレイを展示します。AMD はこの分野の大手企業の 1 つであり、同社のテクノロジーはすでに市場の多くの車両に使用されています。

「Cognata のシミュレーション テクノロジーは他テクノロジーと適応しやすく、AMD の最新のソフトウェア スタックおよび Xylon の最新の logiRECORDER と迅速かつ効率的に統合できます。それにより、Cognata の価値を再び証明できたと思います。弊社のテクノロジーにより、業界のデジタル化が進みました。開発時間、コスト、労力を大幅に削減できます」と CEO 兼創設者の Danny Atsmon 氏は述べています。「AMD および Xylon と協力し、自動車業界の進歩に貢献できることを光栄に思います」とも語っています。

AMD のオートモーティブ グループのフェロー システム設計エンジニアである Paul Zoratti 氏は、「Cognata の SimCloud、Xylon の logiRECORDER、AMD Zynq UltraScale+ デバイスを組み合わせることで、AMD 自動運転プラットフォーム向けの真に堅牢で柔軟性の高い設計環境が可能になります。自動車エコシステムのリーダーであるこの 2 社と協力して、次世代の自動駐車アシスト技術の機能向上を支援できることを嬉しく思います」と述べています。

「logiRECORDER の高い柔軟性により、ソフトウェア インターフェイスを Cognata の新しい最高級センサー モデルに迅速に適応させることができました。同時に、AMD の接続ハードウェアに合わせて適切な車載インターフェイスを選択してハードウェアを構成することもできます。最小限の NRE とハードウェア コストで、完全なカスタマイズを行えます」と Xylon の CEO 兼創設者の Davor Kovacec 氏は述べています。

Xylon について

Xylon は、プログラマブル FPGA および SoC デバイスに基づく、柔軟な自動車データ ロギング ソリューション、知的財産、および設計サービスの設計とカスタマイズに重点を置くハイテク エレクトロニクス企業です。同社は 1995 年に設立されました。設立以来、ネイティブ自動車インターフェイス、シミュレーション環境、合成データと実際のデータを使用した直接 HIL インジェクションなどを専門的に取り扱っています。

詳細については、https://xylon-lab.com/ をご覧ください。