Cognata、Qualcomm Technologiesと協力してADASシミュレーションプラットフォームを提供

イスラエル、レホヴォト、2022年1月5日– Cognata LTDは本日、Qualcomm Technologies, Inc.と協力して、センサーおよび制御シミュレーション向けのCognataのシミュレーションプラットフォームを提供すると発表しました。

Cognataのシミュレーション プラットフォームは多層化されており、計画からHIL (ハードウェアインザループ) までフルランタイムのオーケストレーションを作成できるように、すべての要素がシミュレーション エンジンに組み込まれて設計されています。このプラットフォームでは、移動とやり取りが可能なオブジェクトとしてトラフィック エージェントを使用したフォトリアルなデジタルツイン3D環境を構築できます。また、自動検証プロセスや、人工知能 (AI) による知覚トレーニングと検証を高速かつ正確に行うためのさまざまなシナリオとオブジェクトを備えた、オンデマンドでカスタマイズされたフォトリアリスティックな合成データセットを使用して、インポートされたマップからデジタルツインの地形を手順通りに作成することが可能です。

2020年の導入以来、Snapdragon Ride™ Platformは、世界中の自動車メーカーやTier 1サプライヤーとともに着実に勢いを増しています。同プラットフォームで、製品ロードマップの拡張が可能になります。これは、5nmプロセステクノロジーに基づいて構築された業界初のスケーラブルで完全にカスタマイズ可能なシステムオンチップ (SoC)や、視覚認識、パーキング、ドライバーモニタリングに関して業界で実績のあるスタックを備えた拡張ソフトウェアエコシステムを備えています。Snapdragon Rideは、2021年に発表された製品ロードマップの拡張により、自動車業界で最も先進的で、スケーラブルで、完全にカスタマイズ可能なADASプラットフォームの1つになりました。さらに、これは自動車内の多数のシステムを個別にまたは集合的にデジタル化するクラウド接続プラットフォームの包括的なセットである、Qualcomm TechnologiesのSnapdragon® Digital Chassis™の重要なコンポーネントでもあります。

「Cognataが、世界をリードする自動車技術イノベーターの1つであるQualcomm Technologiesと協力できることを光栄に思います」とCognataのCEOであるDanny Atsmon氏は述べています。「Cognataのシミュレーションプラットフォームは、フルランタイムのオーケストレーションを作成できるように、すべての要素がシミュレーション エンジンに組み込まれて設計されています。弊社が、全面的にあらゆる開発段階で自律シミュレーション市場の革新の一端を担えることをうれしく思います」

「シミュレーションはADASソリューションの重要なコンポーネントです。Snapdragon Ride Platformのさまざまなコンポーネントの検証を拡張するにはリアルで包括的なシミュレーション環境が必要ですが、Cognataでこれが実現できるようになると考えています」とQualcomm Technologies, Inc.のシニアディレクターであるAnshuman Saxena氏は述べています。「当社のテクノロジーは進化を続けています。業界をリードするソリューションプロバイダーと協力して、自動車エコシステムにソリューションをもたらす日を楽しみにしています」

Cognataについて

Cognataは、自動運転車両のテストおよび評価にかかる時間を短縮するプラットフォームを提供しています。このプラットフォームでは、現実世界の状況に非常に似ている環境を再現しており、そこで仮想上の車両を操作することでシミュレーションを実行できます。Cognataは、世界最大の自動運転車メーカーのいくつかと協力し、人工知能とコンピュータービジョンのテクノロジーをADASと自動運転シミュレーションの世界に活用し、検証と妥当性の確認にかかる時間を大幅に短縮します。

SnapdragonおよびSnapdragon Rideは、Qualcomm Incorporatedの商標または登録商標です。

Snapdragon Ride Platformは、Qualcomm Technologies, Inc.および/またはその子会社の製品です。