Lidwave の 4D LiDAR センサーが、Cognata、Microsoft、AMD の Azure 上の新しい Sensor Perception Hub で利用可能に

Lidwave の新しい 4D センサーで、光の特性を利用した瞬間速度情報による深度情報の抽出が可能になりました

イスラエル、エルサレム、2024 年 1 月 2 日 – 高性能な LiDAR-on-a-chip センサーを開発したことで知られている Lidwave 社が、この度、同社の MonoStaticOne センサーが、Cognata の Perception Hub 上で産業および自動車のユースケースのシミュレーションに利用できるようになったことを発表しました。このセンサーは、Microsoft Azure を使用し、AMD プロセッサーと GPU 上で動作します。

この新しい 4D センサーは、コヒーレント光の特性により感度と瞬間速度を強化することで、深度情報を抽出します。独自の FCRTM (Finite Coherent Ranging) テクノロジーにより、従来の LiDAR および RADAR システムにあった欠点を克服しています。これにより、複雑な計算やポストプロセスを追加することなく、シーンのダイナミクスを完全に理解できるようになります。MonoStaticOne センサーは、ピクセルごとの距離、反射率、瞬間速度 (ドップラー) の高品質な生データをリアルタイムでストリーミングできます。

自動車業界においては、センサーの選択が極めて重要となります。信頼性が高く安全な自動運転車や ADAS システムの構築には良いセンサーが重要だからです。Cognata の ADPH プラットフォームには、メーカー承認済みの高精度センサー モデリングが組み込まれており、さまざまなレンズ収差を持つ RGB カメラ、点群 (LiDAR) システム、サーマル カメラ (IR) などの幅広いセンサーがすべて DNN ベースのフォトリアルなレイヤーと統合されています。これにより、センサー性能を高い精度で維持できるようになっています。

Cognata の ADPH センサー ビューアー プラットフォームに搭載された Lidwave の FCR™ 深度センサー 

CES 2024 の Cognata のブースでは、Lidwave の高性能な LiDAR とともに新しい知覚プラットフォームをデモします。当社のブースは、LVCC West Hall のブース番号 6575 にあります。同機能をより適切に実証するために、デモでは、さまざまな安全シーンやユニークなエッジケースにおける Lidwave の 4D LiDAR の統合、長距離にわたって路面を感知する機能などをご紹介します。

Lidwave の CEO 兼創設者である Yehuda Vidal 氏は、「Cognata と協力して、当社のセンサーを利用した信頼性の高いシミュレーションを作成できることを嬉しく思います。オートメーション開発者、インテグレーター、OEM は、この新しいツールを利用すると、従来から知られている 4D センサーの利点を活かし、自動運転、スマートシティ、ロボット工学といった分野で新たな可能性を開くことができます」と語ります。

Cognata の CEO 兼創設者である Danny Atsmon 氏は、「Lidwave の 4D LiDAR 機能を、より多くの方に紹介できることをうれしく思います。OEM と Tier 1 サプライヤーは、特定の ADAS および AV 駆動アプリケーションに対するこの技術の潜在的な利点について、貴重な洞察を得られるものと思います。これにより、センサー サプライヤーと自動車メーカー間の協力が促進され、最終的には、より高度で安全な車両開発が可能になるはずです」と語ります。

Lidwave について

Lidwave は、LiDAR 業界を激震する革新的なオンチップ認識センサーを開発した、ディープテック スタートアップのパイオニアです。同社の独自の Monostatic チップは、2 つの長所があります。深度、反射率、速度において比類のない品質の 4D 生データを生成できることと、正確なキャリブレーションなしで大規模な SoC の製造が可能なことです。

詳細については、www.lidwave.com にアクセスするか、contact@lidwave.com にお問い合わせください。

Lidwave は、LVCC West Hall のブース番号 6458 でセンサーのライブ デモを行う予定です。