AVシステムの包括的な検証アプローチを導入するため、Fiveと提携
2月 2021
FiveとCognata、プラットフォームの統合により、UNECEALKS標準と互
換性のあるSAEレベル3交通渋滞運転手システムの開発と検証にかかる時
間と費用を大幅に削減できることを発表
本日、2021年1月14日、FiveとCognataが提携を発表し、自動レーンキー
ピングシステム(ALKS)向けのモジュール式のクラウドベースのエン
ドツーエンド開発およびテストプラットフォームを提供することを発表
しました。
両社の技術を結集することで、テストおよび開発シナリオのシミュレー
ションの規模を拡大して、ALKS自動運転システム(ADS)のパフォー
マンス分析の高速化が可能になります。
協調させたシミュレーションモデルでは、FiveとCognataの総合的な強
みを活用して次のことが可能になります:
- 「インザループ」分析が高速なため、開発者はシステムをすばやく調べ、
ADSの弱点を見つけることができます。 - 豊富で忠実度の高いシミュレーション環境内でテストオラクルを実行して
ADSパフォーマンスを測定できるため、システム障害と限界を簡単に発見、
トリアージ、分析できます。 - シナリオの検出が改善されたため、それに対してかかる時間や労力が減り
ました。
このプラットフォームを利用することで、コンシューマー向け車両にALKS
機能を追加する前に必要とされる厳格なUNECE規制を満たせるため、
OEMおよびTier1にとっては特に有効です。これらの規制を満たすには、
L2システムと比較してシステムのパフォーマンスと信頼性を大幅に向上させ
る必要がありますが、それに伴い、より複雑な確認と検証手法、ツール、
ワークフローが必要となります。したがって、開発が遅れたり、
コストが大幅に増えたりすることが多くありました。
世界の自動運転車両市場は、2019年に542億1000万米ドルと評価され、
2020年から2030年までのCAGRは39.1%で、2030年までに20億449億
3000万米ドルになると推定されています。くわえて、2019
年の自動運転車両の世界販売台数は140万台で、これは2030年までに5800
万台に達すると予測されています。

[Class Segmentation]

[Instance Segmentation]
ムを使用することで、お客様が自動化された完全自律運転システムの開発中の
研究開発に発生するオーバーヘッドを大幅に削減できることをうれしく思います。
私たちは常に、コンシューマーに対して安全性や利便性の高い自律運転を提供した
いと考えていました。当社の新しい開発プラットフォームをOEMおよびTier1のお
客様向けに提供することで、大量生産システムを構築するというビジョンの実現に
一歩近づけます」と語っています。
Cognataの創設者兼CEOであるDanny Atsmon氏は、「現在、これら『最初のレベ
ル3システムが安全である』という証明を行うことが業界における課題となっています。
FiveとCognataの提携は、その問題を解決するための大きな一歩となります。
FiveとCognataが力を合わせることで、米国や中国の大手ハイテク企業よりも大幅
なコスト削減と市場への迅速なアクセスが可能になると言うことを自動車業界に対
して示せます」と述べています。
Fiveについて
Fiveは、英国で設立され、同国に拠点を置く自動運転のテクノロジー企業です。同社は、
自動車会社とそのサプライヤー向けに、コストを削減すると同時に自動運転システムの
開発とテストを効率化できるクラウドベースの開発およびアシュアランスプラットフォ
ームを提供しています。2017年、同社は、ロンドンで安全で高機能の完全自律システム
を開発、統合、テスト、実証するプロジェクトであるStreetWiseに対する支援を英国政
府から取り付けています。
Cognataについて
Cognataは、先進運転支援システム (ADAS) および自律走行車市場向けの大規模自動車シ
ミュレーションの世界的大手サプライヤーです。当社のエンドツーエンドのプラットフォ
ームは、世界中の大手自動車技術企業と協力して、トレーニングからテスト、デプロイまで、
自動運転製品ライフサイクル全体のシミュレーションのソリューションを提供することで、
市場投入までの時間を短縮します。